禁煙外来によるニコレットの成功率

ニコレットはニコチンを2mg含有したガムを使用し、ニコチン置換療法によってタバコから離れることができるとされる禁煙補助剤です。医薬品で禁煙外来で処方されますが、市販品もあるため近所のドラッグストアでも手軽に購入することができます。ガムを数回噛むだけでニコチンが放出され、粘膜を通じて脳内へと運ばれるので、タバコの代わりにニコチンが補給できることから利用されていますが、ニコチン依存症に対して補給をしても意味がないとさえ言われており、禁煙外来の医師もあまり意味がないと考えているようです。過去の臨床試験では、ニコレットによって禁煙が成功したのが41.6%とされており、禁煙外来でも同程度の成功率となっていますが、12週間の治療期間を終えた後はすぐに喫煙してしまう問題が多く、実際の禁煙成功率は10%とも5%とも言われています。これは禁煙外来による医師の指導によって喫煙を止めようという意志が働き、一時的にタバコから離脱するようになりますが、ニコレットでニコチンが常時補給されている状態であったため、治療期間が終わると喫煙を阻止する人がいなくなり、ニコチンへの依存が強まってそのまま喫煙してしまうという状態になるようです。禁煙外来ではニコレットガム以外にもニチコンパッチやバレニクリンの飲み薬が用意されていますが、パッチは同様に成功率が低く5%以下と言われています。バレニクリンでは60%以上の成功率がありますが、飲み薬であることから副作用の危険が高く、使用には注意が必要となります。また、ニコチンへの依存が消えないことから、タバコから離脱することができても、ガムを止めることが出来なくなった人も多く、いつまでもガムを噛み続けることから顎関節障害の危険性も示唆されています。