ニコチンと神経伝達物質、ニコレットと禁煙療法

人間の脳の中には神経伝達物質でもあるドーパミンを分泌させる機能が在ると言います。
神経伝達物質は、喫煙を行う事でニコチンが取り込まれてニコチン受容体と結びつくと、そこから神経伝達物質に作用を促し、ドーパミンが分泌させるようになります。

ドーパミンは快感物質とも呼ばれているもので、煙草に含まれるニコチンは一種の麻薬と同じようなものであり、定期的な喫煙を続けることでニコチン依存と呼ばれる状態になり、煙草を止めることが難しくなるのだと言われています。

最近は禁煙療法として禁煙外来での治療を受けることで禁煙に導くことが出来る施設が増えています。
禁煙療法は煙草以外の禁煙補助剤と言われている薬を使って禁煙に導く方法で、少量のニコチンを含むものや、ニコチンを含まない禁煙補助剤が在ります。

ニコレットはニコチン成分が含まれている禁煙補助剤になりますが、自主的に禁煙療法として利用できるのがニコレットの特長の一つです。

因みに、ニコレットは朝昼晩と言った具合に使用する禁煙補助剤ではなく、煙草を吸いたくなった時にシートから1個を切り離して口に含んで噛んで使う禁煙補助剤です。

噛むことでニコレットに含まれているニコチン成分が体内に取り込まれ、ドーパミンを分泌されるため、禁煙の欲求を引き下げる作用を期待できます。

このように、ニコレットはニコチン置換療法と言う形で利用することが出来る医薬品になるのですが、煙草を1日にどれだけ吸っているかにより、ニコレットの使用量も変わるのが特徴で、初期段階では20本以下の人は4~6個、21本~30本の人は6~9個、31本以上の喫煙を行っている人は9~12個が目安だと言われており、約3か月の禁煙プログラムの中で使用量を徐々に減らしていくニコチン置換療法として利用します。